-トップへ-

大江山

石原和三郎 作詞
田村虎蔵 作曲

1
むかし 丹波(たんば)の大江山(おおえやま)
鬼(おに)ども多(おお)く こもりいて
都(みやこ)に出(で)ては 人(ひと)をくい
金(かね)や宝(たから)を 盗(ぬす)みゆく


源氏(げんじ)の大将(たいしょう) 頼光(らいこう)は
時(とき)の帝(みかど)の 詔勅(みことのり)
お受(う)けもうして 鬼退治(おにたいじ)
勢(いきお)いよくも 出(で)かけたり


家来(けらい)は名高(なだか)き 四天王(してんのう)
山伏姿(やまぶしすがた)に 身(み)をやつし
険(けわ)しき山(やま)や 深(ふか)き谷(たに)
道(みち)なき道(みち)を 切(き)り開(ひら)き


大江(おおえ)の山(やま)に来(き)てみれば
酒呑童子(しゅてんどうじ)が頭(かしら)にて
青鬼(あおおに) 赤鬼(あかおに) 集(あつ)まって
舞(ま)えよ唱(うた)え 大騒(おおさわ)ぎ


かねて用意(ようい)の 毒(どく)の酒(さけ)
すすめて鬼(おに)を 酔(よ)い潰(つぶ)し
笈(おい)の中より 取(と)り出(い)だす
鎧(よろい) 兜(かぶと)に 身(み)を固(かた)め


驚(おどろ)き惑(まど)う 鬼共(おにども)を
ひとり残(のこ)さず切(き)り殺(ころ)し
酒呑童子(しゅてんどうじ)の 首(くび)をとり
めでたく都(みやこ)に 帰(かえ)りけり