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簡単なプログラムを書く その1

 
 フォームだけを使って,1行だけのプログラムを書いてみます。
 
 
 画面の左下のオブジェクトインスペクタをよく見ると,「プロパティ」と「イベント」のタブがあります。



 今は,@の「プロパティ」が表示されていますが,Aの「イベント」をクリックするとイベントのページが表示されます。

 上の画面では,Bの部分にform1とありますので,ここの「プロパティ」で,フォーム1の大きさや位置など各種の設定を行うことができます。







イベントハンドラの作成

 次に,Aの「イベント」をクリックして,イベントのページを表示してみます。



 「イベント」のページでは,フォームに起きたいろいろなイベントに対して,プログラムコードを書いていくことができます。

 左の図では,「OnClick」と書かれた欄の,右側の空欄の部分ををダブルクリックした状態です。

 この「OnClick」は,フォームの上でマウスをクリックしたときに起きるイベントです。

 ダブルクリックすると,画面中央のフォームの画面が変わり,コードを記述する画面が表示されます。





  下の画面が,表示されたコードです。

 
 上のコードのほとんどが,あらかじめ書かれているコードですが,赤い 矢印部分の,
  procedure FormClick(Sender: TObject);
 の一行と,下の方の,

procedure TFormClick(Sender : TObject);
begin

end;

 の部分が,「イベント」のページで「OnClick」をダブルクリックして,新たに書かれた部分です。

 試しに,この部分に下のようなコードを書いてみます。

procedure TFormClick(Sender : TObject);
begin
 form1.color:=clgreen; //フォーム1の色を緑色にする
end;











プログラムを実行する

 自分で書いたコードは1行だけですが,これを実行してみます。

 実行するには,メインメニューの「実行」メニューの中にある「実行」 を押す方法と,@の緑色の矢印を押す方法の2通りあります。
 実行すると,フォームが表示されます。そのフォームの上でマウスをクリックすると,フォームの色が緑色に変化します。
 実行を終了させるには,表示されているフォームの右上隅の×マークを押します。
 
 ちなみに,上の図のAのコマンドボタンを押すと,プログラムコードを記述する画面と,フォームを表する画面を切り替えることができます。



実行型ファイル(exeファイル)について

 プログラムを実行すると,フォルダの中に実行型のファイルが作成されます。

 
 上の図は,ファイルを保存したフォルダですが,その中に 「Win32」というフォルダが作成されています。
 さらにその中の「Debug」というフォルダの中に,「test.exe」ファイルと「test1.dcu」ファイルの2つが作成されています。
 この「test.exe」ファイルは,単独で実行することができます。言ってみれば,「自作ソフト」ということになります。

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