今回は,簡単な電卓を作ってみます。できるのは四則計算のみという簡単なものです。
まず,ツールボックスからラベルとボタンを選び下の図のようなフォームを作成します。
数字を表示するところは,普通はEditコンポーネントやMemoコンポーネントを使うと思いますが,ここではLabelコンポーネントを使ってみました。上の図のLabelコンポーネントのプロパティは下のように設定します。
ここで変えた部分は,
「AutoSize」
「BDiMode」
「Color」
の3つです。
「AutoSize」をfalseにすることで,設計時に高さや幅を自由に変えることができます。
「BDiMode」を「bdRightToLeft」にすることで,文字を右詰めにすることができます。
「Color」で色を白くします。
このほかに,高(Height)さや幅(Width)を変えたり,文字サイズを変えたりして,見栄えのよいものを作ってください。
実は「BDiMode」を「bdRightToLeft」にすることで発生する不具合があるのですが,それは次回で述べていきます。
その他にボタンコンポーネントを計18個配置します。18個の内訳は以下の通りです。
Button1:数字キー 「1」
Button2:数字キー 「2」
Button3:数字キー 「3」
Button4:数字キー 「4」
Button5:数字キー 「5」
Button6:数字キー 「6」
Button7:数字キー 「7」
Button8:数字キー 「8」
Button9:数字キー 「9」
Button10:数字キー 「0」
Button11:小数点
Button12:「+」キー
Button13:「−」キー
Button14:「×」キー
Button15:「÷」キー
Button16:「=」キー
Button17:「C」キー
Button18:「AC」キー
次回は,プログラムの基本的な考え方と変数宣言を行います。