オープンダイアログは,ファイルを開くときに使うコンポーネントです。その簡単な使い方を紹介します。
まず,フォームに,「memo」と「button」,それに「opendialog」を貼り付けます。
この時点で,下のようになります。
次に,Button1Clickイベントハンドラを呼び出し,以下のように記述します。
オープンダイアログは,「opendialog1.Execute」だけで呼び出すことができますが,普通はIf構文を使って呼び出します。
これも正式には,「If opendialog1.Execute=true then …」だそうですが,普通は上のプログラムコードのようにして呼び出します。
これを実行して,ボタンを押すと「ファイルを開く」ダイアログボックスが開き,ファイルを選ぶとメモコンポーネントにファイルの内容が表示されます。
また,オープンダイアログのフィルターを使うと,表示させるファイルを限定させることができます。
方法は,OpenDialog1を選択し,オブジェクトインスペクタのプロパティから「Filter」をダブルクリックします。
すると,「フィルタの設定」というフォームが開きますので,そこに入力します。
「ファイル名」は適当でかまいません。一般的には,下の画像のように「テキストファイル」または「テキストファイル(*.txt)」
などとします。
「フィルタ」は,表示させる拡張子を入力します。下の画像では,「*.txt」で拡張子が「txt」のファイルだけが表示されます。
「*.*」とするとすべてのファイルが表示されます。